誰かからの「審査」を受けないコンペで、自らの表現の核と可能性を問い直す
コンペティションには、通常「審査員」がいる。優劣をつけ、勝者を選び出す仕組みは、しかし作品が本来持つ多義的な可能性を、単一の評価軸へと切り詰めてしまう。ASIBA Creative Challenge 2025は、その前提を問い直し、審査員のいないアワードを目指す。建築・デザイン・アートを学ぶ学生を対象に、領域横断的な知見を持つ伴走者とともに、勝敗や就職活動から離れて作品の可能性と向き合った。ワークショップと最終クリティークを通じて、「完成度」ではなく「どこまで遠くへ辿り着けたか」を語り合う場となった全4日間のプログラムである。

FIG.1 © Kazuki Fujisaki
建築・デザイン・アートを学ぶ学生の
情熱と時間をかけて生み出された作品たちは
きっと、評価や賞を取るためだけに生まれたわけじゃないはずだ。
自分を突き動かす何かしらの衝動や
心を掴んで離さないこだわりを伝えたくて
いつまでも晴れることのない、社会への疑問と好奇心を表現したくて
試行錯誤を繰り返す中で、形となって生み出されたものではないだろうか?
何度も修正しながら紡ぎ出された、自分だけの言葉たちや
手を動かし続け、矛盾を抱えながらも描き出した世界のすがた。
そうして生まれた、あなたの作品の持つ可能性は
簡単に、評価や賞に収まりきるものではないだろう。
自ら手を離さなければ、「評価されること」の外にこそ
あなたが本当に見てみたいと願う風景は、広がっているはず。
「建築・デザイン・アート」分野の学生や若手が自らの問いに挑戦する時に、
最大の味方であり続けたいと考えるASIBAがこれまで培ってきたあらゆる知見を集結させて
初めて自主開催する「ASIBA Creative Challenge」
ここには作品に対して、評価の基準や賞を決める「審査員」は当然いない。
あなたらしさを尊重し、 1つ1つの作品に花を咲かせるために向き合う
「伴走者(メンター)」とともに多義的な可能性を、
一緒に悩みながら切り開く。
勝つため、誰かに評価をもらうため、成績のため、就活のためではない。
あなたがあなたらしいままに、探求を加速させて
新たな扉を開いていくためのきっかけの場を目指して。
さあ、分野を超えて、そのまなざしを交わらせてみよう。

FIG.2 伴走者としての先輩たちへ相談する

FIG.3 仲を深め、お互いのやりたいことを知るための中間合宿

FIG.4 観察とスケッチ

FIG.5 フィードバックを色紙に書く

FIG.6 最終日、プレゼンテーション
審査員ではなく、みなさんのことを知り、一緒に考え悩んでいく伴走者(メンター)の方々。建築とその外側の両方の領域から招き、みなさんの次への原動力となるモヤモヤとワクワクの創出をサポートしていただきました。

FIG.7 最終日の講評風景

FIG.8 ゲストたちの背中
本プログラムは、ASIBAにとってもとても大きなチャレンジでした。目標に向かって取り組むために、9つの軸を定め参加者とも共有しました。

FIG.9 WEBグラフィック

FIG.10 そろそろお時間です
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